ストレスを力に変える教科書を読んで納得したこと
ケリー・マクゴニガルさんのスタンフォードのストレスを力に変える教室を7回ほど読みました。なぜこの本をこんなに読んだのかというと、
- 内容のボリュームが多すぎて脳内整理が追いつかなかった。
- 前作がホームラン本だったことから、今回もその類かと思ったから。
- ストレスを力に変えること自体が常軌を逸脱していると思った。
といった理由です。
これからの人生、ストレスと向き合わずに済む可能性はほとんどないと思います。
唯一回避できる方法があるとしたら、ニートになることくらいです。
人によってはそんな人生が良いのかもしれませんが、私にとってはものすごく嫌なので、この本を読んでメンタルを鍛えようと決めて読み始めてみました。
なぜストレスが力に変わるのか脳科学的な観点から整理してみた。
1.アドレナリンなどのやる気ホルモンが出る
脳科学てきな観点からすると、どうやら私たち人間はそもそもにしてストレスを感じたら力に変えるホルモンが分泌されることが判明しました。それがアドレナリンとノルアドレナリン、そしてコルチゾールです。コルチゾールは一般的にネガティブなホルモンと言われていますが、多く分泌された場合に限りです。適量の場合は、精神を安定にする効果があるホルモンです。しかし、過剰なストレスを感じた時にコルチゾールの分泌が多くなってしまい、頭が真っ白になったり本来の力を発揮できなくなってしまうのです。
2.ストレスは力になる!と考えると分泌するホルモンがある。
アドレナリンやコルチゾールが出ることでやる気につながるホルモンが出るといいましたが、ストレスに関するマインドセットをするだけで分泌するポジティブホルモンがあります。それはDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)という物質。この神経物質が分泌されることで私たちに勇気を与えてくれます。「ストレスがあるおかげでやる気がみなぎる!」というたった一言のマインドセットを心がけることで分泌されるのは、かなりお得な感じがします。
3.ストレスを避けると人生の幸福度は下がる
前にストレスを避けることで起きてしまうリスクについて書いた記事があったので貼っておきます。
エドワードデシとリチャードライアンが書いた論文の中で以下のことが書いています。
ひたすら快楽のみを求め、痛みを避けようとする人は、深みや意味に欠けた仲間のいない人生しか手に入らない。
ストレスを避けると孤独になりやすくうすっぺらい人生しか送れないということですね。人間の味がでるのはひょっとしたら、苦しみのときなのかもしれません…!